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国語攻略のカギ「指示語」

更新日:2024年8月2日




国語で苦戦している人がものすごく多いと思います。

そんな人に向けて、国語攻略のカギの一つである「指示語」の話をします。



突然ですが、以下の設問に答えてください。



自分自身が相手であり、自分自身が自分を弁護するにもかかわらず、それを裸にし、露わにして、闘わなければならない。



問.下線部の「それ」は何を指しているか。



おそらく、みなさんの解答の多くは「自分自身」か「自分」ではないかと思います。まあ、結果としては正解です。


では再度質問します。



なぜ、その解答をしたのでしょうか?

その解答で間違いないと説明できますか?



これを聞かれると、「・・・」な状況に陥る人が続出するかもしれません。


何が言いたいかと言いますと、指示語といえど、きちんと論理立てた解答を構築する癖をつけてほしいということです。つまりテキトーにしない!



指示語というのには、文法的なルールが存在します。



  • 直前の名詞を指す

  • 単数or複数名詞を指す



これらが、指示語の基本ルールです。



今回は、「それ」なので、直前の単数名詞を指すと考えられます。ですので、「自分自身」「相手」「自分」のどれかに限定されます。


この中から一つに特定するのですが、ここで「にもかかわらず」という逆接語に着目してください。

逆接には、共通性(同じ形や同じ意味)を作り出す作用があります。



自分を弁護する


にもかかわらず、


それを裸にし、



「弁護する」と「裸にする」は逆の意味。

そして、共通性(同じ形や同じ意味)を作り出すので、「自分」と「それ」はリンク(共通)します。


すると、「それ」の答えは「自分」になります。



指示語といえども適当に済ませず、論理立てて考えましょう。そういった経験の積み重ねがあなたの頭を良くします。




 
 
 

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