「国語が大事」と言うがなぜ?
- 雄基 深澤
- 2024年7月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年8月2日

国語は全ての科目の基礎
国語は全科目に通ずる
国語は大事な科目
などのフレーズをどこかで一度聞いたことがあるかもしれませんが、なぜ「国語が大事なのか」を聞いたことはあるでしょうか?
おそらくあまりないのではないかと思います。
今回は、国語が大事な理由の話をしたいと思います。
まずは、結論から。
教科書、参考書の説明が「日本語」であるため
すべての科目の説明は、「日本語」で行われます。当然ながら、そこに書かれている説明文の意味が分からなければ、理解は不可能です。
例えば、日本史の教科書の一文(山川出版社『詳説 日本史B』より引用)。
1588(天正16)年には、京都に新築した聚楽第に後陽成天皇を迎えて歓待し、その機会に、諸大名に天皇と秀吉への忠誠を誓わせるといったように、秀吉は天皇権威をたくみに利用しながら新しい統一国家をつくり上げていった。
「歓待」という意味が分からないと、何をしたのかがイメージできません。
また、「天皇権威をたくみに利用」とは具体的に何を言っているのかを想像しないと、この文章を理解できたとは言えません。もっと言うと、この歴史事象を理解できたと言えません。
「天皇権威をたくみに利用」の意味
大名が天皇に忠誠を誓うということは、天皇の補佐役である関白(秀吉)にも忠誠を誓うということにもなるので、天皇権威を利用して間接的に大名たちに自分への従属を行わせるということをした
日本史というよりも、歴史を題材とした国語ですね。
どんな科目でも日本語で説明がなされている以上、国語の力(正確には読解力)を身につけていおかないと、高校受験くらいまではなんとかなるかもしれませんが、大学受験では痛い目を見ます。
教科書や参考書の説明が難しくなりますし、理解が出来なければ何も出来なくなる。現代文になると全然出来ないか、中途半端になってしまう(成績に波があるとか)。
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